■キムタク主演のメリットなし!?映画の成否が本当の正念場に
とはいえ、あのキムタクが最終回で脇に下がるという脚本を了承したのだから成長は感じられる。今後は役者としての幅が広がり、
ソロ活動の前途が開けたようにも思えるが、テレビ業界内では厳しい声もあるという。
「TBSとしては、昨年に同枠で放送された嵐・松本潤(33)主演ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)の平均視聴率17.2%を超えるか、
それに並ぶ数字を期待していたようです。映画化や続編の構想もありましたが、視聴率的にいずれも企画は難しくなった。
局内でも『共演陣に助けられた』という印象が強く、もうキムタクを大々的に主演に据えるメリットはないという声が上がっています。
『何をやってもキムタク』と揶揄される演技もあまり変わり映えがしませんでしたからね」(芸能関係者)
さらに今回の主演ドラマ以上に「失敗できない」とされる主演映画『無限の住人』(4月29日公開)にも不安の影が忍び寄っている。
「ドラマは共演者目当てや脚本の面白さで視聴者を振り向かせることができますが、映画の客入りは主演の力が大きくなる。
すでに同作は『キムタクのプロモーション映像』といわれるほど木村押しが強いことが明らかになっており、
現在の木村がどこまで観客を呼べるのかは未知数。解散騒動のゴタゴタによってイメージが悪化したため、
頼みのSMAPファンの動員もあまり見込めない。主演ドラマは乗り切ったとしても、
この作品の成否こそが本当の意味でキムタクの将来を決定づけることになるでしょう」(前同)
せっかく主演ドラマが今期トップ確実の好成績となっても、
次から次へと課題が出てきてしまうのは「天下のキムタク」ゆえか。主演映画の大ヒットで不安を一掃するのか、
それとも「もうキムタクはダメ」と烙印を押されてしまうのか、ここが最大の正念場となりそうだ。
文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。
週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、
日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
2017年3月22日 20時7分 デイリーニュースオンライン
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/12833356/