昭和大不正問題、文科相「得点操作は遺憾」 大学側は救済を検討 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/affairs/news/181016/afr1810160007-n1.html 柴山昌彦文部科学相は16日の閣議後の記者会見で、昭和大が医学部の一般入試で現役や1浪の受験生に加点し、卒業生の親族を優遇する不正を認めたことを受け「公正かつ妥当に実施されるべき入試で、受験生に開示することなく操作をしていた。
事前の(文科省の)照会には不適切でないと回答しており、大変遺憾だ」と批判した。
柴山氏は「(過去に)不利益を受けた受験生への対応をはじめ、来年の受験生に混乱がないようしっかりした取り組みを促したい」と強調した。
昭和大への取材によると、こうした得点操作などの影響で不合格となった受験生の救済や、受験料返還について検討する意向があるという。
今後、弁護士や学識経験者による第三者委員会を設置し、対応を含めて議論してもらう考え。
不利益を被った受験生の中にはまた医学部に挑む人がいる可能性があるとして、大学側は第三者委による事実関係の再調査も踏まえ「来年の入試までに決めたい」とした。