https://mainichi.jp/articles/20200221/k00/00m/040/078000c
毎日新聞2020年2月21日 11時20分(最終更新 2月21日 11時20分)
車椅子使用者が一人で乗り降りできる昇降板=兵庫県三田市で2020年2月21日午前10時27分、山田尚弘撮影
JR西日本は、車椅子を使用する乗客のためホームと列車の隙間(すきま)や段差を自動的に解消する技術の開発に乗り出し、21日に試作機を報道公開した。列車の到着に合わせて、ホームの端に埋め込まれた昇降板が前方にスライドし、スロープの機能を果たす仕組み。現在は駅員が専用の「渡し板」を列車の到着ごとに設置しているが、駅員がいなくてもスムーズに車椅子で乗り降りできるようになる。
車椅子使用者が一人で乗り降りできる昇降板=兵庫県三田市で2020年2月21日午前10時35分、山田尚弘撮影
同社によると、実用化の時期などは未定だが、導入されれば全自動のシステムは全国の鉄道会社で初という。兵庫県三田市内の技術研修施設で実証実験を進めている。訓練用のホームに昇降板(長さ1・5メートル、幅3・6メートル)を設置し、車椅子の使用者に実際に体験してもらったり、目の不自由な人に意見を聞いたりして開発を進める。
駅員による渡し板の設置時間は10~15秒ほどで、同社は「安全性を確保したうえで、安定的に作動するようにしたい」としている。【高橋昌紀】
毎日新聞2020年2月21日 11時20分(最終更新 2月21日 11時20分)

車椅子使用者が一人で乗り降りできる昇降板=兵庫県三田市で2020年2月21日午前10時27分、山田尚弘撮影
JR西日本は、車椅子を使用する乗客のためホームと列車の隙間(すきま)や段差を自動的に解消する技術の開発に乗り出し、21日に試作機を報道公開した。列車の到着に合わせて、ホームの端に埋め込まれた昇降板が前方にスライドし、スロープの機能を果たす仕組み。現在は駅員が専用の「渡し板」を列車の到着ごとに設置しているが、駅員がいなくてもスムーズに車椅子で乗り降りできるようになる。

車椅子使用者が一人で乗り降りできる昇降板=兵庫県三田市で2020年2月21日午前10時35分、山田尚弘撮影
同社によると、実用化の時期などは未定だが、導入されれば全自動のシステムは全国の鉄道会社で初という。兵庫県三田市内の技術研修施設で実証実験を進めている。訓練用のホームに昇降板(長さ1・5メートル、幅3・6メートル)を設置し、車椅子の使用者に実際に体験してもらったり、目の不自由な人に意見を聞いたりして開発を進める。
駅員による渡し板の設置時間は10~15秒ほどで、同社は「安全性を確保したうえで、安定的に作動するようにしたい」としている。【高橋昌紀】