https://japan.cna.com.tw/news/atra/202107100005.aspx
2021/07/10 19:09
南部・屏東県の離島、小琉球に生息しているアオウミガメ=蔡正男さん提供
(屏東中央社)アオウミガメの生息地として知られる南部・屏東県の離島、小琉球で9日、空撮による個体数調査が行われ、記録を開始してから最多となる805匹が確認された。海洋委員会海洋保育署が同日発表した。
同島から約20キロ離れた南部・高雄市の沿岸部には石油元売最大手、台湾中油の石油精製工場があり、先月22日に海底パイプラインが破裂する事故が発生していた。海洋汚染による影響を懸念した同署は即刻、地元のワークショップと連携してアオウミガメ調査に着手。同25日から同月末にかけて、汚染が目立つ地点で毎日撮影を行ったところ、その数は102~254匹の間を推移し、中央研究院などが昨年同月に確認した253匹と大差ないことが分かった。
7月に入ってからは、調査の対象を島全体の海域に拡大し、毎週1~2回のペースで各地点での個体数を集計。同4日には、昨年同月(200匹)を上回る273匹が確認されていた。記録を大きく更新した同9日は快晴で、波が穏やかだったという。
(郭〓〓/編集:塚越西穂)
2021/07/10 19:09
![台湾南部の離島、小琉球でアオウミガメ805匹を確認 最多記録を更新 [ひよこ★]->画像>1枚](https://imgcdn.cna.com.tw/Japan/Photos/JpnNews/202107/20210710191602.jpg)
南部・屏東県の離島、小琉球に生息しているアオウミガメ=蔡正男さん提供
(屏東中央社)アオウミガメの生息地として知られる南部・屏東県の離島、小琉球で9日、空撮による個体数調査が行われ、記録を開始してから最多となる805匹が確認された。海洋委員会海洋保育署が同日発表した。
同島から約20キロ離れた南部・高雄市の沿岸部には石油元売最大手、台湾中油の石油精製工場があり、先月22日に海底パイプラインが破裂する事故が発生していた。海洋汚染による影響を懸念した同署は即刻、地元のワークショップと連携してアオウミガメ調査に着手。同25日から同月末にかけて、汚染が目立つ地点で毎日撮影を行ったところ、その数は102~254匹の間を推移し、中央研究院などが昨年同月に確認した253匹と大差ないことが分かった。
7月に入ってからは、調査の対象を島全体の海域に拡大し、毎週1~2回のペースで各地点での個体数を集計。同4日には、昨年同月(200匹)を上回る273匹が確認されていた。記録を大きく更新した同9日は快晴で、波が穏やかだったという。
(郭〓〓/編集:塚越西穂)