[スキャナー]新型肺炎 感染拡大 経済に影…見えぬ収束 製造業打撃も
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が、企業活動や人の移動を滞らせ、経済に悪影響を及ぼすとの懸念が強まっている。
春節(旧正月)明けの中国・上海市場で大幅な株安となり、東京市場でも売り注文が優勢となった。
新型肺炎を巡る事態の収束が見通せない中、日本企業による現地工場の再開延期や各国の中国への渡航禁止などの決定も相次ぐ。
(中略)
■ブラックスワン
だが、新型肺炎の感染拡大を食い止められるかどうかは見通せておらず、各国は中国への渡航の禁止や中国からの入国の制限などの対策を相次いで打ち出している。実体経済への影響は不透明なままだ。
米ムーディーズ・アナリティクスは新型肺炎についてのリポートで、めったに発生しないが、いったん発生すれば市場に大きな影響を及ぼす「ブラックスワン(黒い白鳥)になりうる」と指摘した。
その打撃の規模を2008年のリーマン・ショック以上ともしており、市場には悲観的な見方もある。
中国の19年の国内総生産(GDP)の速報値は実質で前年比6・1%増と29年ぶりの低水準となり、さらに落ち込む恐れもある。
中国の消費や設備投資が伸び悩んだり、部品供給網に目詰まりを起こしたりすることになれば、「日本の製造業もダメージを受け、業績回復の流れにブレーキがかかる」(みずほ証券投資情報部の倉持靖彦部長)可能性もある。
抜粋
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200203-OYT1T50291/
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が、企業活動や人の移動を滞らせ、経済に悪影響を及ぼすとの懸念が強まっている。
春節(旧正月)明けの中国・上海市場で大幅な株安となり、東京市場でも売り注文が優勢となった。
新型肺炎を巡る事態の収束が見通せない中、日本企業による現地工場の再開延期や各国の中国への渡航禁止などの決定も相次ぐ。
(中略)
■ブラックスワン
だが、新型肺炎の感染拡大を食い止められるかどうかは見通せておらず、各国は中国への渡航の禁止や中国からの入国の制限などの対策を相次いで打ち出している。実体経済への影響は不透明なままだ。
米ムーディーズ・アナリティクスは新型肺炎についてのリポートで、めったに発生しないが、いったん発生すれば市場に大きな影響を及ぼす「ブラックスワン(黒い白鳥)になりうる」と指摘した。
その打撃の規模を2008年のリーマン・ショック以上ともしており、市場には悲観的な見方もある。
中国の19年の国内総生産(GDP)の速報値は実質で前年比6・1%増と29年ぶりの低水準となり、さらに落ち込む恐れもある。
中国の消費や設備投資が伸び悩んだり、部品供給網に目詰まりを起こしたりすることになれば、「日本の製造業もダメージを受け、業績回復の流れにブレーキがかかる」(みずほ証券投資情報部の倉持靖彦部長)可能性もある。
抜粋
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200203-OYT1T50291/