0001しじみ ★
2018/11/11(日) 17:35:42.78ID:CAP_USER9ここ10年くらいは、せいぜいマーベル映画の『アイアンマン』の恋人くらいしか演じていないのだから、それも当然だろう。だが、彼女は今も決して暇ではない。いや、むしろ、昔以上に忙しいくらいだ。彼女が手掛けるビジネス「Goop(グープ)」の成長が止まらないのである。
ナチュラルで洗練されたライフスタイルをうたい、美容やファッション関係の商品を販売してきたGoopは、この夏、アメリカのファニチャーブランドCB2とコラボレーションし、新たに家具のデザインにも進出した。
過去に「年収2万5000ドル(約280万円)の人の気持ちがわかるフリなんてできないわ」という発言をして攻撃された彼女らしく、カジュアルブランドとはいえ、ソファが5800ドル、いすが3300ドルもする。それらに手が出ない人のため、10ドル前後のコップやエッグスタンドを用意しているところも、なかなか賢い。
「良いものは、高いかもしれない。でも、お金がないからといって、それらにまるで手が届かないというわけではない」というパルトロウの信条と一貫してもいる。
■「ただの趣味」がビジネスに急成長
ハリウッドには昔から、「女優はオスカーを取ると、その後キャリアが落ちる」という、根拠がなくはない説がある。パルトロウは1998年の映画『恋におちたシェイクスピア』でオスカー主演女優賞に輝いているのだが、彼女の場合は、女優として仕事が来なくなったからGoopを始めたわけではない。
1990年代半ば、主にハーベイ・ワインスタイン(映画プロデユーサー。「#MeToo」問題の発端でもある)率いるミラマックスの映画で注目されたパルトロウは、ファッションセンスのよさや、ブラッド・ピットと婚約したことなどで、女性たちからあこがれのまなざしで見られる存在だった。トレンドセッターとしてはトップを行くマドンナとつるんでいたことも輪をかけ、彼女がお気に入りと呼ぶものは、次々話題になっている。そんな彼女が、ミュージシャンのクリス・マーティンと結婚して、妻、母という肩書を得た後、趣味で始めたのが、ニュースレターのGoopだった。
メールで届くそのニュースレターに書かれていたのは、イタリアに行くならおいしいジェラートはここ、ロンドンに行くならコーヒーはここでといった旅情報や、ヘルシーでおいしい料理のレシピなど、彼女の個人的なおすすめの数々だ。広告が入っているわけでもなく、当時、彼女は、「お金を儲けるために始めたわけじゃないわ。コストが自腹だから、むしろ損をしているのよ」と語っている。それでも続けるのは、「自分は、ほかの人の行けないすてきなところに行き、すてきなものに触れられる立場にあるので、せめてそれを分かち合いたいの」ということだった。
しかし、当然の流れというべきか、購読者数が増加するにつれ、それはビジネスへと移行していく。ニュースレターがウェブサイト「Goop.com」に形を変えると、そこには、パルトロウのおしゃれでナチュラル、そしてヘルシーなライフスタイルにつながる商品がつねに並び、直接それらを買えるようになった。
続いて、ステラ・マッカートニーやクリスチャン・ルブタンを含む有名ブランドとの限定コラボ商品の数々が話題を呼び、オリジナル商品開発へと拡大する。2016年には、北カリフォルニアのオーガニックスキンケアブランドJuice Beauty(ジュース・ビューティー)に投資を発表。パルトロウは、このブランドのメークアップ部門のディレクターにも就任した。ナチュラル志向のパルトロウは、メークアップもオーガニックにしたいと思いつつ、色や仕上がりなどで満足のいくものがなかなかないと不満を持っていたとのことで、同じ悩みをもつ女性たちのために問題を解決したいのだと抱負を語っている。
続きはソースで
東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/246864