【ロンドン=角谷志保美】ロンドンの地下鉄車両内で15日朝(日本時間同日夕)に起きた爆発物によるテロに関連し、ロンドン警視庁は16日、18歳の少年の身柄を拘束したと発表した。
英政府は15日夜からテロ警戒レベルを5段階のうち最高度の「危機的」に引き上げており、無差別テロ防止のため厳戒態勢を続けている。
同警視庁によると、英警察は16日朝、英南東部ドーバーの「港湾区域」で、少年をテロ容疑で拘束した。同警視庁は声明で、「重要な拘束だが、捜査は続いており、警戒レベルは『危機的』が維持される」と述べた。事件による負傷者数は30人になったという。メイ首相は15日夜、「更なる攻撃が迫っている恐れがある」と述べた。
一方、米情報分析機関によると、イスラム過激派組織「イスラム国」は15日、インターネットに犯行声明を出した。ただ、今回の事件との関係は明らかになっていない。
http://yomiuri.co.jp/world/20170916-OYT1T50099.html