※統一21
日本政府が1989年、上皇さまの即位後初めての外国訪問を韓国政府に打診していたことが、韓国外務省が公開した外交文書でわかりました。
韓国外務省は、30年が経過した外交文書を原則公開していて、ことしは1989年までのものが対象となりました。
それによりますと、上皇さまが即位されたあとの1989年4月、当時の宇野外務大臣が訪日中の韓国の外相に対し、「日本政府としては特別な事情がないかぎり、天皇陛下の最初の海外訪問として韓国訪問を実現する方向で調整したい」と打診したということです。
また、宇野外務大臣は、韓国側に訪問を受け入れる雰囲気が醸成されていることが条件だと伝えたということです。
そのうえで、当時のノ・テウ(盧泰愚)大統領が日本を訪れた際にこの話題に言及すれば、日本側がそれに答える形で韓国訪問の方針を発表する考えも示しましたが、最終的にこうした構想は実現しませんでした。
上皇さまの韓国訪問をめぐっては、皇太子時代も含めて日韓の外交当局間で複数回検討されたことが知られていて、2005年には、当時のノ・ムヒョン(盧武鉉)大統領が「いつでも歓迎する立場に変わりはない」と表明していました。
2020年3月31日 20時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012360791000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
日本政府が1989年、上皇さまの即位後初めての外国訪問を韓国政府に打診していたことが、韓国外務省が公開した外交文書でわかりました。
韓国外務省は、30年が経過した外交文書を原則公開していて、ことしは1989年までのものが対象となりました。
それによりますと、上皇さまが即位されたあとの1989年4月、当時の宇野外務大臣が訪日中の韓国の外相に対し、「日本政府としては特別な事情がないかぎり、天皇陛下の最初の海外訪問として韓国訪問を実現する方向で調整したい」と打診したということです。
また、宇野外務大臣は、韓国側に訪問を受け入れる雰囲気が醸成されていることが条件だと伝えたということです。
そのうえで、当時のノ・テウ(盧泰愚)大統領が日本を訪れた際にこの話題に言及すれば、日本側がそれに答える形で韓国訪問の方針を発表する考えも示しましたが、最終的にこうした構想は実現しませんでした。
上皇さまの韓国訪問をめぐっては、皇太子時代も含めて日韓の外交当局間で複数回検討されたことが知られていて、2005年には、当時のノ・ムヒョン(盧武鉉)大統領が「いつでも歓迎する立場に変わりはない」と表明していました。
2020年3月31日 20時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012360791000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003