捏造鑑定を支えた学会と科学捜査利権
https://square.umin.ac.jp/massie-tmd/nmo1706.html
(前略)
■これからも市民を騙し続けるつもりですか?
直接市民が被害を受けることのない基礎科学研究でさえ、研究不正防止策が講じられています。
ましてや、個人の尊厳・人生、そして命をも左右する鑑定では、それよりもはるかに厳しい不正防止の仕組みが策定されている「はず」。多くの市民は無邪気にそう信じてきました。
ところが、現実の科捜研は完全に警察の支配下にある透明性ゼロの組織であり、そこで行われているのは、「科学なき科学捜査」です。
その科捜研の生殺与奪の権を握るのは警察であって、他の行政機関は一切手出しできませんし、オンブズパーソンがいるわけでもありません。
市民の負託に応え、捏造、改竄といった不正を防止するために科学捜査を監視できるとすれば、それは学会以外にはありません。
ところがその学会は警察・検察と太い絆で結ばれ、世界でただ一人「ベクロニウムを質量分析するとm/z258が出てくる」と主張する土橋氏を、
科学捜査の最高権威として組織を挙げて全面的に支援し続けてきました。
t検定一つやったことのない警察官、検察官、裁判官を騙し、実験ノート一つ提出できない捏造鑑定を「科学的証拠」と認定させ、科学捜査利権をほしいままにしてきた。
学会によるこのような組織的詐欺の数々は、裁判を信頼し、良質な司法サービスを受ける権利を有する市民に対する背信行為に他なりません。
神経難病患者を16年間にわたり突然死の恐怖の只中に放置してきた捏造鑑定。それを利権のために「科学捜査の大勝利の証」に仕立てた学会。
醜悪極まりないこのスキャンダルに対し、徹底的に不作為を貫いてきた人々は、これまで同様、これからも警察、検察、裁判所、そして市民を騙し続けようとするのでしょうか。
リンカーンの警句を前にしても。