
「花粉分解」光触媒マスク販売4社に景表法違反で行政処分。一部企業は不服表明
光触媒を用いたマスク商品の「花粉を水に変える」などの表記には根拠がなく、景品表示法(景表法)に違反するとして、
消費者庁は7月4日、DR.C医薬、アイリスオーヤマ、大正製薬、玉川衛材の4社に対して、
再発防止措置や対策を講じるよう措置命令を出した。
処分を受けた一部の企業は、処分を不服としている。
「花粉を水に変える」と表記したマスクについては、2018年3月ごろに研究者たちから
「裏付けができていないのでは?」などの指摘が相次いでいた。
消費者庁の担当者も「そういった情報は把握しておりました」と話した。
大正製薬は、同社ホームページ上で、法的措置を検討するコメントを発表。
争うかまえをみせている。対象商品は3商品。
本日、消費者庁から当社に対して当社製品パブロンマスク365(以下、パブロンマスクといいます)の
光触媒の効果に関する表示について問題があるとして、措置命令が出されました。
当社としては、パブロンマスクについては、光触媒が有するウイルス、細菌、花粉の除去の効果に関する
科学的根拠に基づいて製品開発を行い、その合理的な根拠に基づいて製品パッケージ表示していると認識しており、
消費者庁から措置命令が出されましたことは誠に遺憾であります。
今回の措置命令の指摘事項は、当社が消費者庁に提出した科学的根拠を全く無視した内容で、
合理的なものでないと考えております。今後、法的に採り得る対応・措置を検討中です。
https://www.businessinsider.jp/post-194079